図工ラボ2019夏休み スタッフおすすめ講座特集(4)

講座

【初登場】ラジオできけるワイヤレスマイクをつくろう!電子回路をくみ合わせるだけで、家にあるラジオがスピーカーになってしまうなんて。

仕組みはわからなくても構わない。でも、作ってしまえばなぜこうなるのかが気になってしまう。電子工作は理系好きになる最初の一歩かもしれない。

電子工作といえば、なんとなく難しいイメージがあるのは私だけでしょうか。しかし、最近ではプログラミングが必修科目になるなど学校の授業内容も少しづつコンピューターよりになってきているようですね。そんな中で、組み立てるだけで回路を作ることができる電子工作にも注目が集まっているようです。

電子工作の基本はブレッドボードと呼ばれるたくさんの穴のあいたボード(電子部品を差し込むだけで電子回路を作ることができるという、半田付けなどの溶接が不要な基盤)を使って誰でも音を鳴らしたり、光を放ったり、様々な電子回路の試作や実験を行うことです。溶接が不要なので、穴に挿す位置を間違わなければ誰でも簡単な回路を作ることができるのが特徴です。そんな、ブレッドボードを使って今回はワイヤレスマイクを作る講座が図工ラボに登場です。

組み立ては簡単。説明書にしたがって同じ穴の位置に部品を挿していきます。場所を間違ってしまうと回路は正しく動かなくなります。さあ、きちんと動くかどうか頑張って作ってみましょう。

作ってみて思うのは、どうしてここに挿すと動くのかということ。そう思ったら、興味のあるお子さんはきっと調べたくなると思います。なぜ動くのか。それはブレッドボードの仕組みにあるのかもしれません。 今回作るワイヤレスマイクは、FMの電波を短距離で飛ばすことができる仕組みになっています。お家にあるFMラジオの周波数を合わせたら、なんとラジオからマイクで喋って声が聞こえるようになります。2台作ったら、トランシーバーと同じようにお話もできるんですね。

講師の先生に聞きました。「どこが難しいところですか?」

「細かい電子部品を小さいスペースに組み込むので、間違えないように作ってもらえるように考えるのに時間をかけました。でも、落ち着いて組み立てれば完成できないことはありません。」とのこと。「この講座で学べることは、電線から電波が飛ぶ仕組みです。コイルとコンデンサの組み合わせで電波が発生するのですが、なぜそうなるのかを学んでもらいたいです。」

小学生でも電子工作に興味があれば、ぜひ参加してほしい講座ですね。今、理系の技術者になる人が少ないと聞きます。でもこうした電子工作の楽しさを知っていれば、将来理系の大学に進むきっかけになるのではないかと思っています。いろんな体験をして、将来の選択肢の一つにしていってもらえるような講座になると良いですね。

講師の先生にイメージ動画を作ってもらいました。チャーミングな先生の動画をみてください。それにしても、先生は最後どこに消えていったのかが気になります(笑)







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